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4日間の短期決戦「日本トーター杯争奪戦」は19日が最終日。前検から2日目までは強い追い風が吹き荒れ、予選の初日、2日目の雪が降った天候から、3日目は気温が上昇して風向きも向いに。そして最終日の4日目は全レースが雨と日ごとに違うコンディションで行われた。3日目の準優では予選トップ通過の高田明がFに散るなど、選手にとっては調整もSも難しいシリーズとなった。
そんなシリーズの象徴が栗山繁洋。得意の当地で短期決戦とはいえオール2連対で準優唯一の逃げを決めてV戦1枠を手に入れた。ただ、勝利の女神はドリーム男の枝尾賢にほほえんだ。「地元だし、行けるところまで行かせてもらいます」の宣言通りに4コーススローに入ると、コンマ15の的確なSを決めて左隣の中渡修作の攻めを誘発。栗山がやや抵抗気味に回った隙を逃さずまくり差し。栗山がやや先行していたが、BSでボートをねじ込み2Mを先マイして勝負を決めた。2着は栗山、3着は中渡が入線。2連単6-1は1,580円(5番人気)、3連単6-1-3は6,410円(23番人気)で決着。
好素性ながら数字の上がらない56号機に「悪くはないけど、ペラの形とエンジンの動きが合致しなくて体感が良くない。思い切って本体を割ってみる」と、3日目に行った新品リング2本を入れる整備が奏功。「切ったと思ったけど、残っていて良かった」と、コンマ00のタッチSで準優を勝ち上がった幸運も味方に今年初、当地では2018年のお盆戦以来となる通算3度目の美酒に酔った。
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