ドリーム2ndは地元の深水慎一郎が勝利！

2日目のメインカード「ドリーム2nd」は、やはり波乱の結末に。進入は枠なり3対3。イン三角哲男と、伸びる益田啓司の対決に注目は集まったが、レースを作ったのは橋本久和。「まくられるよりいいと思って」と思い切った2コース全速戦に出た。これが綺麗に決まって、三角は水煙に消えてしまった。このまくりが決まったかと思われたが流れてしまい、内へ鋭く差しを入れたのは地元の深水慎一郎。深水は2Mも綺麗に先制して白星を挙げた。2着は橋本。3着は1周2Mでさばいた金子和之だった。

勝った深水は「今節はツキがある。まあ活かし切れてないから前半は抜かれたんだけど…」とレース後は苦笑い。前半5Rではまくり差しで1度は首位に立ったものの、2Mで「関(浩哉)選手に伸びられて、冷静さを欠いた」とターンミス。関に逆転を許していた。それでも今節はここまで4戦オール舟券絡みと、上々の航跡を残している。

他では益田のストレートが素晴らしく、7Rでは大外からまくり差して2勝目をマーク。レースを作った橋本や、金子和、岡村慶太も中堅上位の舟足はある。ただ、三角はかなり苦しい舟足。ドリーム戦後、メディア対応もしっかりしているベテランが珍しく記者陣に手で×マークだけ示して無言でピットを後にした。現状のままでは予選突破は厳しそうだ。

予選組では地元ベテランの内山文典が軽快な行き足を活かして2勝目をマーク。格上の一人である江夏満も「ギヤをやったら別の乗り物みたいに良くなった。何の不安もなくレースに行ける」とリズムアップに成功している。