山田雄太が得点率首位に浮上！

2日目まで得点率トップだった山崎裕司が3、5着と崩れた…。オール3連対でまとめた山田雄太が得点率8.60でシリーズリーダーの座を奪った。ただ、仕上がりについては課題を残している。「行き足がもう一つでSが届いていないですね。現状は中堅と中堅上位の間ぐらい。エンジン本体はいいので、ペラだけやります」とまだまだ納得の様子はない。8.50で2位通過となった杉山貴博は対照的に仕上がり良好。「少しズレていたけど、変わらずいいですね。行き足が良くて、その延長で伸びも悪くないです。悪いところもないですよ」と完調ムードか。準優最後の好枠を手にしたのは小野達哉。「ノーハンマーだけど、足はいいです。出足は並だけど、直線がいいです」と。今節はここまでリラックスした表情が印象的。

準優ボーダーは6.20の着順差とハイレベルな戦いとなった。準優で注目したいのは10Rの松崎祐太郎、11Rでは後藤浩、12Rでは伯母芳恒だ。松崎は低調機とのタッグで初日4、5着と最悪のスタート。それでも好ハンドルで2日目からは2連対でまとめて4位での突破。舟足も「ターン足や直線は普通だけど、行き足はそこそこいいと思います」と徐々に上向いており、ドリーム組としての意地を見せている。後藤は予選ラスト、5コースから2着条件と厳しい条件だったが、「捻りはちまきで行くよ」と話した通り渾身のまくり差しを入れて2着でゴールイン。「出足、操縦性と少しずつ上向いているよ。準優も捻りはちまきで頑張るよ」と気合が入っている。そして準優も同じ5コース、再現なるか要チェック。伯母は準V機を手にしていたが、序盤は目立たなかった。それでも3日目は「回転を上げる方向でペラを結構叩いたよ。乗り心地は悪くないし、進んでいたかな。石田章央選手にもいいと言われたよ」と仕上げてきた感じ。