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7日間のロングシリーズ「スポニチ金杯新春特選」の最終日は、9R以降が打ち切りとなった6日目ほどではないにせよ、1Rの4万舟から波乱の連続。11Rまでに1号艇はわずか3勝(逃げ2回、抜き1回)で、1Rを含めて5本の万舟が飛び出した。
当地初Vを狙った優勝戦1枠の塩田北斗もその流れに逆らえなかった。枠なり3対3の並びからコンマ12のトップSを踏み込んだ田頭実が、スリットから伸びて行くと追い風の中ジカまくりを敢行。タイミングも素晴らしいが、ダッシュ乗りの良さが抜群で塩田に抵抗もさせず、改めてS野郎としての底力を見せつけた。展開を突いた繁野谷圭介も先頭には及ばず2着まで。3番手は麻生慎介が優勢に運んだが、立て直した塩田が2周2Mで捕らえて逆転。2連単2-4は2890円(8番人気)、3連単2-4-1は8190円(23番人気)で決着した。
シリーズの中盤ではらしくないSタイミングが並んだ田頭だが、5日目には「いつもとは違うSのやり方で対応できてきた」と順応。昨年も同大会でVを飾ると、年間5Vのうち当地で3V。1年間で当地通算7Vの半数以上を稼ぐなど、すっかりドル箱にしている。
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