
宮島
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新機新艇第4弾「第9回東洋観光グループ杯」は井上一輝の優勝で幕を閉じた。
優勝戦の進入は枠なりの3対3。まずスリットで仕掛けたのは5コースの下條雄太郎。インの井上はS後に伸ばして1M先マイに持ち込むが、その内へ下條の切れ味鋭いまくり差しが入る。この両者の攻防を見ながら差しに構えていた2コースの平尾崇典は内から伸ばして首位争いへ。続く2Mで先マイ態勢に入っていた下條に、平尾が艇を併せて両者流れる。この間隙を井上は見逃さなかった。
2Mで下條、平尾がやり合った内を外からズバッと差し抜けた井上は、あとはそのハイパワーを武器にグングンと後続を引き離しVゴール。2着は最終2Mまでもつれたが、下條が競り勝ち、平尾は3着。3連単は1-5-2で1,370円の6番人気で決着したが、非常に内容の濃い激しいレースだった。
勝った井上はこれが当地初V。前検日に「宮島はこれまでいい経験がない。ただ今回はいいエンジンが引けたし、宮島を好きになって帰りたい」。有言実行のV奪取は、井上にとっても思い出深いレースになったことだろう。
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