ボートレース常滑

常滑

黒柳浩孝が意地のトップSでまくりV!!

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オールドファンならワクワクが止まらなかった優勝戦だったのではないだろうか。これは現代のボートレースならず、まさに「競艇」というべき一戦だった。

S展示で6号艇の北野輝季が前付けにいき、それに呼応するように北川潤二が動く。インの黒柳浩孝にとってはたまったものではないが、ここは枠番主張の構えを見せる。S展示の進入は内から1642カド35の並びだった。

注目の優勝戦。今度は北野が動く前に北川が前付けにいき、それをブロックするように桑島和宏がインへと向けた。黒柳は迷いながらも4カドへと引き、進入は内から346カド125の並び。期初めのF持ちでSはいけないはずの黒柳だったが、ここは歯を食いしばってコンマ15のトップS。練習していない位置からトップSを決めるのは相当な度胸がいったはずだ。スロー3艇は深く、抵抗できない。1マークへは黒柳が一気に絞めまくった。絶好位置の谷村一哉はSが決まらなかった。大外細川裕子が渾身の2段まくりを打つ。BSはわずかに細川が前に出たように見えたが、伸びに自信の黒柳が伸び返して2マーク先マイ。細川の差しは届かなかった。

黒柳はこれが通算4回目、地元常滑では初優勝。待機行動違反を取られてしまったが、勝つためにはそれも仕方なかったかもしれない。見ている側は、昔の良き競艇のようなレースで、とても楽しめたのではないだろうか。