田頭実が今年5度目、当地では3Vを達成！！

「BTSオラレ日南オープン10周年記念芦屋巧者決定戦」は最終12Rで優勝戦が行われた。進入では誰も動きを見せず、枠なり3対3。中へこみのスリット隊形になったが、インからトップSを叩き込んだ田頭実が先マイ。ブイ際を差し込んだ羽野直也がBSで舳先を掛けたかに見えたが、田頭が最後の伸びで振り切って2Mも先取り。1Mを外マイしていた乙藤智史が、BSで両者が競り合う様子を冷静に見ながら2M強襲。羽野は苦しい位置になってここで後退し、田頭と乙藤がわずか2艇身の差で2周1Mに突入。三度先マイの田頭に乙藤が渾身の差しハンドルを入れたが、これは届かず。羽野が3着を守って、2連単1-5は1,520円(5番人気)、3連単1-5-2は3,460円(13番人気)で決着した。

今年の田頭は当地4度の参戦で全て優出。優勝3回、準V1回と圧倒的な成績を残している。もっとも「当地巧者」にふさわしい人物が順当に優勝を飾った。4、5日目はらしくないSタイミングが並んだが「当地あるあるで、中盤から急に回転が上がり出す」と原因は的確に把握。準優後には「ペラのイメージはできているので、合えば10ぐらいのSは行けるよ」と話してくれたが、優勝戦のSはぴったり10。ボート界屈指のS野郎には恐れ入るばかりだ。

田頭はこれで今年5V。残り2ヶ月弱の間、クラシック出場権を全力でもぎ取りに行く。