笠原亮が約1年2ヶ月ぶりに実戦復帰！

初日連勝を決めたのは地元の野中義生。ただ前半が1枠、後半は内側の選手が握り合ったことによるまくり差しで、足は「普通」と目立つことはなかヵった。

動きが良かったのは約1年2ヶ月ぶりの実戦復帰となった笠原亮。足合わせでの直線が強めで、レースでは回ってからしっかりと押す雰囲気があった。休み前に比べるとまだ旋回半径が大きい印象も、レース勘の方はそこまで心配することはなさそう。十分に優勝争いへ加われる状態だ。

初日メインのドリーム戦は若林将が勝利。トップスタートを決めて逃げていたが、初日は2走とも全速ではなかった様子。そのせいか、スリットから先の伸びは大したことないように見えた。それでもターン出口の進み具合は悪くない。

大山千広は6枠で1着、ドリーム戦は2枠で2着。こちらはスリットから出ていく動きで、シリーズの中では足色上位だ。3着の永田秀二はF2でスタートは自重しているが、伸び返し気味の足。他力にはなってくるが、スリットが揃うレース展開ならば攻めるレースは見せられそう。

三浦永理は新ペラとなってドリーム戦に臨んだ。「こっちの方がいい」と調整がしやすくなったことで、自分向きの乗り心地や足には近づけられたようだ。前田篤哉は枠不利で出番がなかったが、「エンジンは悪くない」と話しており巻き返しは可能。心配なのは渡辺真至で、初戦はシード番組のイン戦で敗れ、ドリーム戦もいいところがなかった。「ペラの形が特殊」で調整がしづらいらしく、乗り心地を気にしていた。そこが直らないと苦戦が続きそうなムードだ。