地元周年で前田将太が悲願のGIタイトル獲得！！

GI「福岡チャンピオンカップ開設68周年記念競走」は最終日を迎え、第12Rで優勝戦が行われた。

進入は枠なり3対3。ゆったりしたマイペースの進入から、ほぼ横一線のきれいなスリット隊形となった。インからコンマ11のトップタイスタートを決めた前田将太が1Mを丁寧に先取り、きっちりと主導権を握ってセーフティリードを築いた。

2番手は最内を鋭く差し伸びた太田和美が浮上。篠崎仁志は1周2Mで攻め切れずに後退。バック5番手から1周2Mで展開を突いた坪井康晴が道中競り勝って3着入線を果たした。

前田は地元周年でうれしいGI初制覇。通算13回目のGI優勝戦でついに頂点に立った。「ゴールした瞬間に涙が出てきました」と話したように、ピットに引き上げると目には光るモノがあった。未完の大器を返上し、「SGを勝つという目標は常に持っていたい」とさらなる活躍を誓った。