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好メンバーが集結し6日間で覇を競ったGⅢ『やまだ屋「桐葉菓」杯』は萩原秀人の優勝で幕を閉じた。
優勝戦は1号艇に辻栄蔵、2号艇に山口剛と広島の2大エースが内枠を固め、地元ワンツーフィニッシュへ万全の態勢と思われた。ただ5号艇の赤岩善生がレース間特訓から前づけの動きを見せ、4号艇の萩原は臨機応変な対応を迫られることになる。ここが波乱決着への分岐点となった。
本番は赤岩が4コーススローとなりインから辻、山口、天野晶夫、赤岩、カドに萩原、今井貴士。ここでダッシュからコンマ07のトップSを仕掛けた萩原は、赤岩のまくりを誘発。辻が抵抗した内を、スパッとまくり差した萩原が突き抜け快勝。自身通算では55回目、宮島では3回目の優出にして初めての優勝を勝ち取り、激戦に終止符を打った。前検から好ムードを見せていたが、好素性機のパワーを日増しに引き出しながら完調に仕上げた手腕は、改めて高く評価したい。
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