無傷の6連勝で坪井康晴が予選トップ通過！

序盤2日間はホーム向い風だったが、3日目は真逆の追い風に。選手のスタート勘を狂わせ、3連勝中だった古川誠之がまさかのフライングに散った。これには加瀬智宏が「2日目と起こしのタイミングが2秒くらい違うんだもん。誰かが犠牲になると思ってたし、仕方ねぇな」と話していた。古川はフライング後のレースでも1着を奪い、5戦4勝。スリットから出ていく足になっていただけに、残念な失権となった。

古川が脱落したことにより、加瀬は予選3位通過。こちらは1勝のみだっただけに、本人も驚きの結果だが、「特長はないし、普通だな」と機に余裕はない。大きな上積みも望めそうにないだけに、スタート勝負となりそうだ。ただ準優10Rはコース取りで動きを見せそうな堤昇が4枠にいて、3日目に3カド戦を試みた桐本康臣が2枠。さらに伸びは上位級になっている吉田宗弘と強敵は多く、激戦必至の一戦となっている。

濱崎直矢は3日目連勝で予選2位通過。こちらも加瀬同様に目立った足にはなっていないが、準優11Rは他5人も威張れる足ではない。番組的にはイン有利に運べそう。ただ、いつもの濱崎に比べるとスタートのバラつきが目立つ。立ち遅れるようだと、エンジン素性はいい渡邉睦広や、桑原啓の一発があるかもしれない。

地元の坪井康晴は風、湿度、気圧などの変化をものともせず、無傷の6連勝。堂々の予選トップ通過を決めて準優は12Rに登場する。足は全体的に良くて節一。3日目はスタートもコンマ07、10と掴んでおり、優勝戦1枠を手にする可能性が極めて高い。ここまできたら前半8Rも勝って、完全Vに王手をかけてほしいところだ。