ボートレース琵琶湖

琵琶湖

小坂宗司がチルト1度でまくりデビュー初V!

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びわこ一般戦シリーズの優勝戦が行われ、小坂宗司が4コースからまくりを決め、デビュー10年目にして嬉しい初優勝を達成した。

好枠1号艇にはシリーズリーダーで地元の君島秀三が入り、2号艇と5号艇には現在B級ながら強烈パワーでここまで駒を進めた表憲一米田隆弘。3号艇には5日目準優で2コースから差し切って勝ち上がった永田啓二。そして5号艇には準優でその永田に先行を許したもののインから2着に粘った小坂宗司、6号艇には山崎裕司という6名での争いとなった優勝戦。

スタート展示同様に3対3の枠なり進入で本番レースが開始。スタートを決めたのはチルト1度にはねて勝負に出たカドの小坂で、そこから迷うことなく1マークを全速でまくって出る。これにはインの君島も抵抗できず、外を旋回する永田とまくり差しの米田との2番手争いがやっと。バックで完全に抜け出した小坂が後続を引き離しにかかる。2マークでは米田が全速外マイで2番手に浮上、そして内を切り込んだ表が3番手に浮上。さらにその内から君島が懸命に追いすがるが、2周1マークで表との競り合いに敗れ最後方まで後退してしまう。2周2マークで小坂、米田と旋回し、3番手の表に今度は永田と山崎が接近するも表がこれらを振り切り3番手をキープ。3連単は4-5-2で12,660円(35番人気)と、本命・君島が圏外に敗れたわりにはそれほど大きな波乱にはならなかったのは、上位3名のパワーがシリーズ全体でもトップ3と評されていたからに、ほかならない。

勝った小坂はデビュー10年目で、これが25回目の優出にして念願の初優勝。初日から準優まではマイナス0.5度で通してきた取り付けをチルト1度にはねて勝負に出た優勝戦で、みごとに結果を出した。今年はここまでキャリアハイとなる6優出を記録していたが、充実の2020年を自ら締めくくる素晴らしい勝利となった。