蒲郡
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柴田光が王道の逃げを披露してV!!
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スタート展示で大きな動きはなかったが、レースでも進入にもつれはなく123カド456の3対3の進入。スタートでは3コースの星栄爾がコンマ13のトップスタート。対して人気を集めたイン柴田光はコンマ19とやや慎重な仕掛け。それでもスリット後に伸び返して、1マークはきっちりと先マイへ。実績断然の田村隆信が鋭い差しハンドルで迫るが、引き波をなぞる形でやや失速気味となり万事休す。柴田は「負けることはない」と強力に仕上げた足を武器に、一気に後続を引き離して優勝を確実なものとした。
次位は握って回った星、まくり差した中山雄太との争いになったが、2周1マークで星を先に回して冷静に差しかわした中山が2着を確保した。
昨年11月に娘の柴田愛梨がレーサーデビュー。走りのお手本を示すように近況は枠なりのスタイルで戦っている柴田。今節も3日目に6コースからのまくり差しを決めるなど、コースを問わない縦横無尽な攻めを見せて白星を量産した。「やる時はやる!…という所を見せたいですね」と強い意志を持って臨んだ優勝戦も、1号艇からインを主張すると完璧とも言える逃げを決めて快勝。シリーズを優勝するための方程式を実戦するまさに「ボートレースの教科書」とも言える走りを披露して、当地伝統の「家康賞」を締めくくった。
柴田の次走は12月28日~31日に開催される多摩川「第36回多摩川カップ」。令和2年の走り納めとなる戦いからも目が離せない。