ドリーム戦を制した渡辺真至が連勝スタート！

オープニングカードは地元の新鋭・石原翼がインから逃げ切り、期待に応えた。新期に入ってからは調子が上がらず、今シリーズで復調のきっかけを掴もうとしているが、幸先のいいスタートになった。

3Rからドリーム組が登場。先陣を切った秋山直之は6号艇だったが、冨好祐真がピット離れで遅れたことにより、5コース進入となった。Sはコンマ30と遅れるも、1M空いた展開を逃さずまくり差しで突き抜け。「普通ぐらい。特に不満も納得もしていない。休み明けなので、自分のレース勘を取り戻しながらですね」と控えめなコメントだったが、初戦から秋山の武器である鋭いターンを活かせる舟足になっていた。

4Rは渡辺真至がシード番組の1号艇でしっかり期待に応えたが、「インとSで勝てただけで、合っていないですね」と初戦の感触は一息。

6Rは伏田裕隆が3コースからのツケマイで制し、「内が落とすと思っていたので」と作戦がはまった。舟足については「乗り心地がすごくいいです」と。2日目も水面コンディション悪化が予想されるだけに、注目したい。

7Rは赤羽克也が大内裕樹にまくり差しを許した。赤羽は「足はいいです。Sの質が悪くて、1M焦って回ってしまいました。自分のミスです」と唇をかんだ。一方、大内は「たまたまだけど、出足や乗り心地は悪くないです」とニッコリ。

8Rは松本庸平がピット離れ良くインを奪取。2コースになった中村裕将は果敢にまくったが流れ、大谷直弘が展開を捉えて抜け出した。大谷は「展開が良かっただけ。足は良くないです」と1着スタートだが、機力劣勢で険しい表情だった。

10Rは有賀達也がカドから豪快にまくって快勝。「行き足、伸びとかの直線系等は良さそう。これをベースにします」と確かな感触を得た。

11Rも椎名豊がカドから一撃。「スリットの感じがいいですね」と椎名の速攻力が存分に発揮出来る舟足だ。

メイン12Rでも渡辺真がカドまくりで制し、初日連勝発進を決めた。「引き波に入った時に不安があるけど、伸びは悪くないですね」と直線系に手応えを感じていた。