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地元のベテラン内野省一が自身28回目の優勝戦進出を決めた。準優は6枠ながら2着に入線。人気の1号艇が敗れたのもあったが、3連単は15万円台の超ビッグ配当となった。「初日は優勝エンジンって感じはなかったんですよ。何もしてないけど、足も乗り心地も日毎に良くなった。気温が下がったのがさらに良かったんですね。波の中でも力強い」と機力は抜群級の気配を見せる。
50歳にして初優勝を狙う訳だが、「今までは優勝戦に乗っても5・6枠ばかり。今回も外枠だし…。ただ、今回は足がいいので、Sで半分前にいれば面白いかも。無理にまくるよりも、展開を待った方がいい気がする。Sだけはしっかりいきたいです」と気持ちは高まりつつある。
内野の優勝に欠かせないのは展開だ。その展開を作るのは地元の後輩・河村了に期待する。「期初めってのもあるけど、今節はSがいけてない。でも、勝負所はいきますよ。電撃一撃…。内野さんがいるってのも頭にあるので自力で攻めたい。ただ、僕はミスター空気を読まない男。自分が勝ちたいです」と。
思い返せば10月の尼崎では初優勝が懸かっていた長野道臣を抜き上げてのV。勝負に徹する男なのは分かっているが、いずれにせよ地元から優勝者が出て欲しいものだ。
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