小寺拳人が嬉しいデビュー初優出！

10、11Rと順当決着が続いた準優だったが、最後に大波乱。予選トップ通過の角谷健吾が小池修平のまくりに屈して優出失敗。さらに予選18位で準優に滑り込んだ小寺拳人が2番手に浮上し、3連単は5万円超の高配当決着となった。勝った小池は「伸びは普通」とパワー面はパッとしないが、デビュー初優出を果たした小寺は「ターン系統はかなりいいです」と仕上がりに自信を持つ。優勝戦も大外枠、再び高配当の使者となるか。

角谷が脱落したことによって、優勝戦の絶好枠を手にしたのは平見真彦。「節一級だと思います」と大満足のパワーで、やや不安だったスタート勘も「修正できてきました」と。前節の戸田で優勝した勢いを維持しており、連続Vの確率は高まっている。

2枠となった茶谷信次は「数字以上は間違いなくあって、中堅上位くらい」と話す。2連対率は大したことない52号機でも「チャンスはある」と言える状態までパワーを引き出してきた。平見のミスを誘うことができれば、約2年ぶりの優勝も狙えそうだ。

佐々木康幸は、何とか優出に成功するも「トルク感や乗り心地が落ちた」と下降気味。地元の意地を示したいが、調整次第といったところ。小山勉はマイペースの調整でレース足を仕上げている。最後もガツガツした作業ではなく「しっかり展開を捕らえられるようにしておきたい」と無欲を強調していた。センター枠に入った小池、佐々木が攻めて行きそうで、展開が向けば侮れない存在になる。