Vロードを突き進む中山雄太！

「流れが来てますね。赤岩(善生)さんの欠場でドリーム戦に繰り上がったのが始まりでした。ドリーム戦で4着が取れたのも大きかった。3日目の前半も1着なら山崎(智也)さんを逆転できるかもと、1着を狙いにいきました。山崎(智也)さんが後半3着で僕が得点トップになれたし、ここまで上手くいくことはなかなかありませんよ」。

中山が思い描いたVロードがまさにそのまま実現。あとは最後のイン戦をしっかりモノにするだけとなった。「エンジンは節イチと言っていい。伸びだけなら山来(和人)さんの方がいいけど、バランスを考えたら節イチです。ピット離れもいい方だし、インは守れます。優勝戦はゼロ台後半のSをいきたい。先に回れば大丈夫と思ってます」。仕上がりは盤石、最高の状態で優勝戦へ臨めるはずだ。

気持ちも乗ってるかと思いきや、「精神的には楽ではないですよ。でも、こういう時の(池田)浩二さんは当たり前のように勝つし、僕もそういう選手になりたい。地元でこんなビッグチャンスはそうそうないし、優勝できるように頑張ります」と気合いと不安が交錯しているようだ。

ここを勝てれば選手としてさらに成長できるだろう。さあ、ラスト一走、キッチリ優勝を決めて欲しい。