竹井奈美がV戦1枠を手中！

5日目。準優12Rをインから逃げで制した竹井奈美が優勝戦1枠に乗艇。上位で安定したレース足を武器に縦横無尽の走りを見せている当節。スタート1本持ちのハンデはあるが、シリーズムード的にはかなりVに近い印象だ。ちなみに準優戦は全てのレースが1-2決着。堅い流れに収まった。

準優10Rの並びは枠なり3対3。インの深川麻奈美がバチッとコンマ11の仕掛け、外に出し抜く攻めのスリットはない。1Mは深川が一気全速で逃げ成功。差した平山智加と全速で攻めた茶谷桜のバトルは、2Mで平山が茶谷を突き放した。

準優11Rの並びは枠なり3対3。イン谷川里江はコンマ12の仕掛け。ただ2、3コースの角ひとみと日高逸子がスタートを逸して中へこみの隊形。ただ、ダッシュ勢に伸び切る足がない。1Mは谷川が先マイして逃げ切り成功。後れ差しで角が立て直し2着。

準優12Rの並びも枠なり3対3。イン竹井はコンマ10の仕掛け。前半のFでF2となってしまっていた清水沙樹も、コンマ15のスタートは入れて、極端な中へこみにはならず。1Mはインから竹井が難なく逃げ成功。差した藤崎小百合が2着で福岡勢決着となった。

以上準優3戦の結果、優勝戦12Rメンバーは1号艇から竹井、谷川、深川、平山、角、藤崎の順。イン竹井は1本持ちだが、行き足も良く10付近のSは決まりそう。ターン足の出来もかなり鋭く、また伸び型の谷川が2コースになったのも好材料と働くはず。ここを合わせて逃走一気へ。波乱の展開があれば、深川の仕掛けが決まった時。出足系が強力で握って返る舟足も十分。全速が選手イメージだが、近況の深川はハンドル捌きも上達を見せている。まくり差しにも注意を。平山は中堅少々の足。深川と竹井の握り合いがあれば切り込み出番に。外2艇は現状では展開待ち。ただ両名出足系が強く着穴的な妙味は十分あるだろう。