ボートレース琵琶湖

琵琶湖

ハイパワーの北野輝季が混戦抜け出しV!

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一般戦シリーズの優勝戦は、追い風3m、波高5cmとやや波立つ水面で行われたが、水面状況と同様にレースも波乱の一戦となった。

優勝戦1、2枠には準優戦で好枠からイン逃げを決めた大上卓人山本修一の両者が入り、3枠には同じく準優戦でこちらは鮮やかなまくりを決めた地元の谷川祐一、4枠は予選トップ通過も準優戦でその谷川のまくりに屈した松田大志郎、そして5枠に序盤からハイパワーを誇る北野輝季、6枠はやはりパワーアップしてきた宮本夏樹という6名によるファイナル決戦がS展示同様に3対3の枠なり進入でレースが開始された。

スタートを決めたのは北野と宮本夏のアウト勢で、次いで2コースの山本修にインの大上。センターの谷川と松田はやや遅れ気味。インの大上の旋回が外に流れ、その内を1番差しの山本を筆頭に次々と襲いかかる。5コースから飛び出した北野は遅れ加減の谷川を抱くようにしてまくり差しハンドルでブイ際を突っ込む。バックでは差した山本修と北野が先陣を争い、すぐ後ろに逃げ流れた大上と間を突いた松田、宮本夏と続き、ひとり谷川だけが大きく離れ最後方を追走。2マークで内有利に北野が先制、これに山本修は全速で応戦するも引き離され、内を突いて3番手に浮上してきた宮本夏と内外大きく離れた2番手争いとなり、2周1マークで山本修がこれを振り切って単独2位に浮上。そして宮本夏が3番手を守りその隊列でゴールイン。

今シリーズは序盤から1マークにうねりが発生し、安定板が使用された日もあるなど、シリーズを通して荒れ模様の水面での戦いとなり、最終日も1Rから10万円を超える超高配当が飛び出したが、優勝戦も3連単5-2-6で55320円(81番人気)とシリーズを象徴するような波乱の決着で幕を閉じた。