初日ドリーム戦は折下寛法に注目！

主力6人が集まるドリーム戦。田中信一郎を始め、見応えがありそうなメンバーが揃った。人気を背負う田中は「特訓は変わらないけど、試運転では吉島(祥之)君にやられた。握り込みに違和感はないが、ターンで少し違和感があったので、そこをどうするかだね」と。大したエンジンではないが、そこまで悲観する様子でもなかった。

2枠は地元の大ベテラン鈴木幸夫。「よくこのエンジンで優出してるね。出足はいいが、伸びが全くないよ」と前節の石川真二の奮闘に驚きの様子。「ペラも全然違う形だし、早速大幅に叩いたよ。伸びが良くなるようにやってみた」とイン屋の鈴木が伸びを求めるのだけに、よほど極端な出足仕様だったのだろう。

柏野幸二はいつも通りに寡黙。「とりあえずペラとギヤを見てから」と言うが、S特訓では伸び加減。伊藤啓三は、「Sは勘通りだけど、ダッシュからいくと少し弱く感じた」と。佐々木和伸も、「乗りやすさはあったけど、足はあまりいい感じしない」と渋いコメント。

エンジンで言えば10号機を引いた折下寛法に大注目か。前回は谷川里江が相当なパワーに仕上げて優出を決めている。「チルト0になっていたのをマイナスに下げた。足は班で下がることないが、Sもバラバラだったし、今日(前倹日)のところは出ていくって感じはなかった。でも、エンジンに力強さを感じるし、気温に合わせればいいのかな」と、合えば快速になること間違いない10号機。このメンバー相手でも一発があるか。