上位着順差で深川真二が予選首位通過！

予選最終日は終始雨が降り、天候に恵まれなかった。予選トップ通過を果たしたのは深川真二。5日目を2、1着として永井彪也と得点率で並んだが、着位差でシリーズリーダーとなった。仕上がりは「どっちか言うと伸び型」とまだ深川仕様にはなっていない様子。永井は「うまく調整が出来ました」と気象条件に見事対応した。「出足や行き足がいいです」とレース足の仕上がりをアピール。3位通過は47号機を駆る重木輝彦。「行き足、伸びはトップクラス。後は森安(弘雅)さんとの比較がどうか」と。その森安は4位通過。準優で今節初めて機力2強が相まみえる。

地元勢では谷野錬志と渡邊裕貴が準優進出。谷野は元祖エース機を仕上げつつあるが、「バチッと合った状態では走れてないです。足はまずまずだけど、乗り心地がもう一つ」と口にする。渡邊は5日目から新ペラに交換となり「舟の向きは良くなったけど、行き足と伸びは少し落ちている。足を求めてペラ調整します」と。機力復活なら優出も十分見えてくる。

西村美智子が女子選手で唯一の予選突破。前半は男子強豪相手にも競り勝つ好ファイトを見せた。後半は痛恨のスタート遅れも舟足は軽快。準優で悔しさを晴らすか注目したい。

最終12Rで新良一規が不良航法の減点。次点と思われていた崎利仁が最後のイスに滑り込み。準優入りを伝えると驚いた様子だったが、「準優に入ると出ていくことはないと思うけど、行き足やターン回りはいいですよ」と舟足に自信をのぞかせた。18番目の男が、何か大仕事をやってのけそうな雰囲気もある。