超抜・益田啓司がVへマジック1！

山崎哲司が前節Vで、その節の初日から18走オール2連対となっている47号機。今節手にしている益田啓司は「ハンマーすら手にしてません」と無調整。山崎同様、もしくはそれ以上のパワーになっており、超抜の仕上がりだ。準優は中ヘコミで一瞬ヒヤリとしたが、インから伸び返して楽々逃走。改めて足の違いを見せつけた。もちろん直線の足もいいが、一番いいのは回ってからの部分。「先マイすれば大丈夫」と益田自身も言っており、最後もスタートに集中して一気に押し切る可能性が高い。

遠藤エミ、亀山雅幸も準優でしっかり逃げ切って優出に成功。この2人は「バランス取れていい」と口を揃えて言っており、足には不満なし。ただ、やはり益田と比べてしまうと劣勢。優勝戦2枠の遠藤は「益田さんを上位とするなら、自分は中堅上位」と差を感じている。おそらく、差しても届かないと判断しているだろう。本気で優勝を狙いにいくなら、イチかバチかのツケマイ勝負に出る可能性がある。3枠の亀山も「攻めていきたい」と意気込んでおり、4枠となった前田滉も「4カドから展開を作りたい」と初Vへ攻める気満々。

2～4枠の選手が揃って握る展開になれば「下位から中堅に上向いたってくらいだし、展開待ちだよ」と話していた一瀬明にチャンスが訪れるかもしれない。坂井康嗣は準優で益田相手に見せ場を作って優出。「行き足から伸びは啓司とも変わらない」と直線はいい仕上がりになっているが、「回り足が全然違う。そこで負ける」と。優勝戦は「微調整で」と伸びを生かした戦いを示唆していたが、6枠でどこまで食い込めるか。