中尾誠が今年2回目のVを達成！！

「第9回琴参バスカップ」は30日、最終日が行われた。5日目同様に少し蒸し暑かったが、風はほとんどなく絶好の水面。優勝戦直前の11Rまでのうち、9レースで『逃げ』が決まっていた。

優勝戦は予選の得点率上位6人が順当に進出。エンジンレベルが非常に高い一戦となった。スタート展示は123カド456の枠なり3対3。ただ、昼の公開インタビューで5号艇の山口裕二が「ピット離れに不安…」と話していたのが気がかりだった。

本番は山口のピット離れが悪く、逆に6号艇の大須賀友が少し飛び出した。これにより、123カド465で隊形が決まった。トップスタートはインの中尾誠でコンマ05。下出卓矢がほぼ同体のコンマ06で続いた。1周1マークでは下出の差しが一瞬入ったかに見えたが、出口でわずかに舟が浮く。中尾が引き波のないインの利を生かして2マーク手前で下出を振り切り優勝。2月児島以来、今年2回目のVを決めた。2着は下出。桑原悠と野澤大二は1マークで握り競り。最内をついた山口が2マークもクルリと回って3番手に浮上した。2連単1-2は430円(1番人気)、3連単1-2-5は2670円(9番人気)。