琵琶湖
琵琶湖
藤丸光一が果敢な2コースまくりで優勝!!
{{ good_count }}
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
「第8回 近江米カップ」の優勝戦は、気温27度と厳しい残暑ながらも好天で穏やかな水面で行われたが、レースは波乱の結果となった。人気に推されたのは1枠の鈴木裕隆と2枠の吉田和仁で、ともにB1級ながら今節は両者とも9戦6勝という素晴らしい成績で優勝戦に駒を進めた。特に2枠ながら1枠の鈴木裕以上に支持を集めたのが地元の吉田で、デビュー17年目にして初優勝なるかというところ。しかもこの日が36回目の誕生日ということで、バースデープレゼントを自らの手で勝ち獲るのか興味の尽きないレースとなった。しかし、敵も手ごわい。好枠勢以上にパワーは強力な4枠の中山雄太、さらには3枠・永井源、5枠・馬袋義則、6枠・藤丸光一の実力勢もなんとも不気味な存在と言えた。
S展示で動いた6枠の藤丸が本番でも同様に動いて2コースへ。あとは枠なりでS展示同様に162/345の隊形で優勝戦が始まった。スタートは内4艇がコンマ17~20でほぼ並び、アウトの中山と馬袋はやや遅れ気味に。そこから鈴木裕が1マークを先制するも、2コースの藤丸が敢然とまくって出る。3コースの吉田もまくる気満々だったが、藤丸のまくりで仕方なく差しにチェンジ。さらにその内を永井と馬袋が差してくる。まくった藤丸が完全に抜け出し、インの鈴木裕は引き波に沈む。2番手は外に吉田、内に馬袋で並走。その後ろに永井と中山。2マークを悠々と先取りした藤丸の首位がほぼ確定、焦点は2位争いとなったが、馬袋に対しパワーに勝る吉田が終始外をまわって食い下がるも、3周1マークで吉田を先にまわして差しさばいた馬袋が2着、念願の初Vならずの吉田は悔しい3着となった。3連単は6-5-2の決着は103番人気と大波乱の決着となったが、配当は35,000円と意外に低く、B1級2人が好枠で人気の軸にはなっていたが、全体の人気は割れ気味だったようだ。
藤丸は通算63回目の優勝ながらこれが今年初Vで、副賞にびわこ地方の特産「近江米みずかがみ」50キロが贈られ、笑顔がはじけた。