水面状況悪化のため、8R以降は中止打ち切り

初日は1Rから安定板を使用、2周戦で開幕した。前半レースは追い潮、追い風で何とかレースが出来ていたが、下げ潮が入ってくると潮と風がぶつかって水面が急激に悪化。そのため8R以降は中止打ち切りとなった。

初日に走った選手の中では宗行治哉、栢場優子、松本一毅、磯部誠、香川素子、渡辺千草、芹澤克彦のパワーが上々。イン逃げと2コース差しで連勝発進とした浅見宗孝も出足がしっかりしていたが、波水面と枠の利が大きかった印象だ。

注目の柳沢一はまだ調整途上で3着発進。エース機の芹澤は「ペラはメッチャ叩いてます。まだ叩いている途中。エンジンは悪くないと思います。スタートは全然合っていません」と言っていたが、2コースからまくった足はやはり強力だった。

波水面が苦手な磯部は「ペラはそのままで、チルトだけ下げて行きました。乗り心地や舟の向き、気になるところはありますがペラ調整だけしかしません。前々走地のLでダービー出場がアウトになり、心が折れていましたが、いいエンジンと聞いてやる気が出てきました。江戸川でまだ賞典レースに乗ったことがないので、今回は乗りたいですね」と前向きなコメント。11Rは1枠に組まれていたが、中止打ち切り。大荒れ水面でのレースを回避できて「最高です」と胸をなでおろした。2日目以降は風がおさまる予報。今節の磯部は賞典レースどころか、優勝候補となるかもしれない。

穴党には宗行と松本を推奨したい。特に宗行は間違いなく上位級のパワー。当地は2回目の参戦でまだ1着を取ったことはないが、今節は1勝どころか、2勝、3勝も狙えそうな雰囲気だ。

なお、嶋義信は2RでL返還になったが、浮遊物の巻き込みが原因で選手責任外になった。