予選をトップで通過したのは倉谷和信！

「BOAT Boy CUP」は3日間の予選が終了した。ベスト18をかけた争いは、1Rから白熱。7Rは59号機の井上尚悟が5コースからまくり差してイン逃げを図る岡本慎治を2M手前で捕らえたと思われた。しかし岡本が2Mで鋭く差しを入れて井上に舳先をかけると、その後は熟練のハンドルさばきで井上の追撃を封じ、押し切ってみせた。

その岡本は「変わらず出足は良くないし、直線は並」と機力をジャッジ。一方で井上は連勝ストップもピットでは笑顔を振りまく。「岡本さんの足も良かったと思うし、自分の走るところも良くなかったかなぁ」とレースを振り返る。機力に関しては「変わらずいいですよ。まくり差して届くかなと思ったら、バックの伸びが良かったですからね」と直線の良さも実感。準優日の4日目は雨予報で「それならもっといいかも。現時点で回ってきているし、晴れて回転が上がる条件になるとペラを叩かないといけなくなりますからね。それに、周りとのパワー差もより出てくるでしょう」とニヤリ。予選は2位だが、準優1号艇は確保しており、その準優は11Rに登場。自慢のパワーでイン速攻を決める。

3日目唯一の連勝を果たした倉谷和信が井上を逆転してトップ通過。しかしながら、機力に関しては2日目同様に自信はない様子。「回転の上がりが遅いし、かかりが気になる。(足は)上がいっぱいいる」と中堅の域を脱していない。それでも、レースぶりを見れば出足、回り足に関しては不足感はない。準優12Rはピット離れ鋭い金子良昭が3号艇でイン争いとなりそうだが、優勝戦1号艇ゲットへ、イン死守して逃走に全力を注ぐ。

なお、北山康介は負傷のために途中帰郷となった。