優勝戦は内枠勢の大激戦か

5日目は湿気がなくなった分、回転が合わずに「4日目の方が良かった」と言う選手が多数いた。4日目に超抜パワーだった渡邉真奈美も「4日目が100点だとすると、5日目は70点ぐらいですね」と。

そんな中で、遠藤エミは準優2着で優勝戦に乗ってきたが「準優が今節の中で一番乗れなかった。試運転のときはもう少し波があっていい感じでしたが、本番は水面が良くなった分、止めすぎていました」と。その準優11Rは大山千広がイン逃走。遠藤が差し続き、倉持莉々がツケ回ったが、2Mで遠藤が失敗。そこを倉持が差して2着に浮上。勝負あったかに見えたが、倉持が3周2Mでターンミス。遠藤が再逆転で2着に入線。倉持は惜しくも3着だった。

準優12Rは藤原菜希が逃げて2日目から6連勝。樋口由加里と喜井つかさの2着争いは、喜井が競り勝った。

優勝戦1枠になった藤原は「大山さんがちょっと良さそう。その辺は遠藤さんに捌いてもらって…」と。遠藤も「合えば全体にいいけど上の人とは差がある感じ。大山さんがメチャクチャいい」と、こちらも大山のパワーを賞賛。しかし大山は「伸びはいいです。でも、藤原さんがインならまくれないと思う。しっかり差せる足に仕上げたい。出足を良くしたい」と、別バージョンのペラを試してみる予定。

優勝するのは藤原、大山、遠藤に絞られたか。喜井、樋口、倉持は展開を突くレースになりそう。