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GWシリーズの優勝戦は予想を覆す大波乱となった。優勝戦1号艇は、昨年にSG優勝を果たし、今年も正月戦を皮切りにすでにV5と突っ走っている馬場貴也。今節も10戦6勝と文句なしの成績で、シリーズリーダーを務めた。
2号艇には新進気鋭の丸野一樹、3号艇には準優でイン川北浩貴をまくりで仕留めた山本光雄、4号艇は3月当地で念願のGⅡ優勝を果たした“びわこ番長”こと吉川昭男、5号艇には意外性ある走りが魅力の上田洋平、そして6号艇にはSG覇者の中村有裕という顔ぶれになった。
スタート展示と同様に吉川が前付けを敢行し、進入は14カド2356と2対4の並び。スリットはほぼ横一線。トップスタートを決めた3カド丸野がまくりに出るが、吉川はこれをブロックしながら2コースまくりを敢行。逃げを狙った馬場は引き波にはまって後退し、外からの攻めは届かず。BSでは吉川が独走態勢を築いた。山本が単独2番手で続き、3番手を走る中村に丸野が迫るも逆転には至らず。人気の馬場が着外になったことで、3連単4-3-6は45410円(75番人気)の万舟決着となった。
吉川は前節の浜名湖に続く優勝。さらに3月のGⅡ秩父宮妃記念杯に続く当地連続優勝で、今年早くもV4となった。ヒーローインタビューでは「この調子だと今年V10はいけますね」と問われたが、「いえ、V20を狙ってます」と力強く答えて場内を沸かせた。
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