地元のエース池田浩二が9回目のGI優勝！！

やっぱり池田浩二は強かった。地元では絶対に負けられないという想いが伝わってきて、レース後は「インコースから勝ててホッとしている」と胸をなでおろした。

今節は序盤からエンジン出しに苦しみ、「エンジンは絶対に良くないと分かっていたけど、着が取れてたからなかなかエンジンにいけなかった。3日目が終わってセット交換して、タイムが出始めたのでそこで良くなってきたのかな、と。特訓では杉山(正樹)と変わらなかったので、先に回れば勝てるのかなって感じでした」と振り返る。

分岐点は整備に着手した時。そこから一気に上向いた。池田が一番頼りにしている整備士がこの3月で定年となるが、「僕を育ててくれた整備士さんなんですけど、辞める前に一回優勝するって約束していた。なかなか常滑に来れなくて、これが最後のチャンスだった。その約束が果たせて良かった」と笑顔を見せた。

GIは9回目の優勝。「SGの優勝回数と並んでしまった。やっぱり並んではいけないと思うので、次はSGを取らないと。伝説を残すためにもね」と更なる目標を語った池田。「去年はグランプリに戻ったけど、僕がグランプリを取った時とはもうスピードが違うなって感じた。このままではもうついていけない。(桐生)順平を見てると、ああいうやつがトップに立つんだろうなって思う。僕が勝るのは経験ぐらい」と言うが、4月の当地周年に向けて「連覇できるよう、もっと勉強してきます」と意気込みも見せた。