エース・桐生順平が完全Vに王手！

追い風が吹いた前半レースは波乱もあった「第49回埼玉選手権・スポーツニッポン杯争奪戦」5日目。

それでも準優勝戦はスロー艇がきっちり回った。準優11Rでは須藤博倫がインで敗れたが、2着は確保。このレースを勝ったのは2号艇の山崎義明。10Rは秋元哲、12Rは桐生順平が楽々とイン押し切り、桐生が優勝戦の1号艇を手に入れた。

ここまで8連勝。昨年8月の下関以来、2度目の完全Vに王手をかけた。「完全Vを意識しても面白いかも」と。自分にプレッシャーをかけても、メンタル的には落ち着いてレースに行けそうな仕上がり。「上位はみんな一緒。それでも負けることはない」と。最後もきっちり押し切って2019年最高の滑り出しを見せるはずだ。

桐生と双璧の仕上がりは2号艇の秋元。「足は一緒」と自信を持つが「テクが違う」と。早差しでどこまで迫れるか。マッチレースの様相だが、5号艇の佐藤翼もパンチある仕上がりで侮れない。ベテランでは山崎が伸びを中心に上位級。3コースから一泡吹かせるレースをしたいところ。6号艇の中田竜太は展開が頼り。それでも足は上位クラスはキープしている。須藤はこの中に入るとやや劣る動き。「機のポテンシャルを信じて外周りをやる」と。パワーアップに成功するかは展示を見て判断したい。