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「第4回寿司の美喜仁杯」は第12Rで優勝戦が行われ、2号艇の坂元浩仁が差して優勝した。
風速ホーム向い風1メートル、波高1センチと穏やかな水面。進入で大きな動きはなく、枠なり3対3におさまった。9戦6勝オール2連対でシリーズを引っ張ってきた地元の久田敏之がコンマ15のトップSを決めて先マイ。今節9戦すべてトップSという安定したSでここも逃げ切ると思われたが、その懐を突いた坂元がバックでグイグイと足を伸ばして久田を突き放した。
坂元が手にした19号機は2連率48.9%で、6優出3優勝というエース格。特に9月の「開設62周年記念GI赤城雷神杯」で優出2着として以来、成績を上げてきた絶好調機だ。
しかし坂元は序盤から「数字ほどの気配はない」と首をかしげていた。初日のドリーム戦は6着大敗。2日目から連勝街道が続いたものの、表情は冴えなかった。
それが変化したのは3日目10R。「今までと逆の出足を求める調整をしたら良かった」と調整の方向性をつかんだ。それでも「体感は良くならない。前節のリング交換が気になる」と課題を残していた。優勝戦を前にその最後の課題の原因と思われたリングを交換。見事に19号機の底力を引き出した。
坂元はこれで今年5V。自身初となるSG、来年3月の戸田クラシックの出場権もほぼ手中にした。
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