久田敏之が初日連勝発進も、機力の底上げが急務

「第4回寿司の美喜仁杯」が12日に開幕した。初日注目のドリーム戦は久田敏之がインから逃げて白星。まくり快勝の7Rに続き連勝発進を決めた。ただ、ドリーム戦では1周1Mで2コースから差した岩瀬裕亮に詰め寄られるシーンも。7Rもメンバーに恵まれた感があった。実際、久田も「乗り味がウーンっていう感じなんですよね。直線は悪くないし、ピット離れや行き足は良さそうです。あとはターン回りだけなんですけどね。今節から新ボートになっている影響もあるのかな」と首を傾げた。今年の優勝回数は4。来年3月のSGクラシック出場のためにも、まずは優勝回数を5に伸ばしておきたいところ。SG出場権のためにも底上げが急務だ。

初日の気配で目立ったのはドリーム戦3着の岩瀬、4着の山本英志。ドリーム組以外では川崎公靖だ。また注目ルーキーの山崎小葉音が初日6Rでデビュー。レースは1周1Mで2艇が転覆するアクシデント。コンマ30と出遅れた山崎小は1Mで最内を差して4着となった。レース後は「めっちゃ緊張しました。展示でSが早くて本番ではびびってしまいました。最内を突くしかないと思っていましたがSが遅かったです。もっと、しっかりとSを行かなきゃダメですね。足に関しては足合わせや特訓では自分の方が伸びているような気がします」と初陣を振り返った。