予選トップ通過は西島義則！

「かんざんじ温泉観光協会会長杯」は4日間の予選を終了した。高勝率機の力を発揮する石田章央は前半5Rの6枠戦も1着でクリアしてトップ通過は濃厚と見られていたが、後半12Rはスリットを過ぎて「ちょっとのぞく感じがあったので、1Mは迷ってしまった」と中途半端な立ち回りとなって5着。その12Rをイン逃げで制した西島義則は前半8Rも5号艇からインを奪って逃げ切り連勝。逆転で予選トップ通過を果たした。

「え、ぼくが1位？後ろのことは全然気にしてなかった」と驚いていた西島だが、「前検日に整備して良かった。行き足を求めるペラ調整でその行き足がいいし、ピット離れも良かった。石田の方が伸びはいいが、伸びは求めてないから今の足でもいい。準優はペラ調整の選択を考えるくらいだね」と仕上がりには満足している。更に30日は57回目の誕生日で、最良の結果に「いい誕生日になりました」と笑顔で宿舎に向かった。

石田は2位で準優1号艇をゲット。「足はバランスが取れて、伸びもいい方だと思う。問題ないですよ」と西島に首位を奪われた悔しさは見せない。本人が語る通り、伸びを中心に機力は節一といえるデキ。準優は11Rで西島より先に逃走劇を披露し、地元Vを果たすべく西島との再戦を待つ。

もう一人の準優1号艇は烏野賢太。21.3％の低勝率機ながらペラ調整で着実にパワーアップ。4日目も「さらに良くなったと思った」と前半4Rをイン逃げで制して自信を深めていた。しかし後半10Rは道中で矢後剛に競り負けての3着に「ターンで舟を当てられるということは、出口が良くないかな」とトーンダウン。3日目に「いい」と言っていた二の足、伸びも「普通だね」と表情は硬い。5日目もペラと向き合う姿が見られそうだ。