準完全ペースの重木輝彦が自身初Vに王手！

2日目まで無傷の3連勝だった重木輝彦は、3日目の前半レースで2着に敗れた。しかし後半レースはイン逃げで1着。見事、優勝戦の1枠をゲットした。「江戸川は初優出をさせてもらった水面。ここで初優勝を決めたいですね。エンジンは全部が良くて、トップクラスだと思っています。全速で1艇身のSを行ければ逃げられると思います」と言っているとおり、課題はSだけ。準完全で初優勝を達成できるのかどうか、非常に興味深い優勝戦になった。

岡村仁もエンジンは強力。3日目の12Rは「優勝戦のシミュレーションでまくりに行きました。完全に出足寄りにしていましたが、優勝戦はスリットからの迫力が出るように伸びをつけていきます」と。小坂尚哉はリラックスムード。優勝したら水神祭をやりたいかどうか重木に質問していたが、「もちろん、それはそれ。自分も乗ったからには勝ちに行く」ときっぱり。

大場敏は抜群機に抜群艇のセット。今でも出足、回り足には満足しているが「勝率を見ちゃうとねぇ」と、まだ納得はしていない様子。「もう1回、調整してみます」と、もう1ランク上のパワーを狙っている。橋本年光と佐々木和伸は中堅上位ぐらいの仕上がり。展開を突いてどこまで、といった雰囲気だ。

また、野添貴裕は優勝戦に乗れなかったが「気温に関係なくいい。出足と回り足が特にいいですよ」と好パワー。最終日は6枠と1枠だが、6枠のレースでも軸になる。