琵琶湖
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地元の中村有裕が道中逆転で優勝!!
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秋の名物レースとなった一般戦シリーズ「近江米カップ」。近江地方の特産物である近江米の新米50キロが副賞として勝者に贈られる。優勝戦は雨も上がり、風も全く吹かない絶好の水面コンディションで行われた。
6号艇・長溝一生の前付けに注目が集まったが、展示と同様に動きはなく枠なりの3対3でレースがスタート。イン渡邉睦広、デビュー初優出の地元・山田晃大、同じく地元の中村有裕が1艇身のスタートを決め、渡邉が1Mを先マイ。しかし山田の2コース差しが届き、BSでは両者が並走状態に。渡邉、山田は共に1歩も引かず、もつれながら迎えた2M。内の山田に張られた渡邉は大きく外へ流れ、山田自身もターンマークを外してしまう。空いた内へ艇をねじ込んだのは中村。同じく内を狙った佐藤大介はキャビって失速し、中村が一気に首位へ躍り出た。2番手には山田が踏ん張り、冷静に2M最内を差した深井利寿が3番手に浮上。2周1Mでは山田が中村に対して全速戦を仕掛けたが、これをかわした中村が1着でゴール。山田は惜しくも2着に敗れ、3着には深井が入った。最終日は逃げ連発で本命決着が続いていたが、最後の最後で波乱決着。3連単3-2-4は11230円(37番人気)と、唯一の万舟券でシリーズの幕を下ろした。
優勝した中村は今年V3、通算では37回目の優勝となった。