ボートレース浜名湖

浜名湖

丸尾義孝が強力エンジンを味方に優勝!!

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「三遠ネオフェニックス杯」は29日、優勝戦が行われた。高勝率機が多数登場の今節だったが、前節のサッポロビールカップと同様に最終日まで混戦が続いた。1Rは玄馬徹と道見数成がフライングで波乱。5Rでは新人・若林義人が1Mまくり差しから2Mは差し追撃を図る北川潤二を全速で振り切り、地元でうれしいデビュー初勝利。3連単は8万円の高配当で、喜ばしい波乱劇だった。10、11Rの選抜戦も3連単万舟券決着で穴ムードが漂う中、優勝戦を迎えた。

1号艇の丸尾義孝が人気を集め、3号艇の山本寛久が人気対抗格。進入は展示と同じく枠なり3対3。スリットでは2コースの西村勝が唯一の0台スタートを切り、インの丸尾より先行して1Mはまくる体勢に。しかし、オーバーターンとなってしまい、万事休すかと思われた丸尾がターンマークをクルリと回り、バックは内から西村をかわして2M先取り。最内を差した4カドの中村守成を西村は2M全速ターンでかわすと、山本は差して中村を逆転。それでも中村はしぶとく食い下がり、3艇での2着争いが続いたが、2周2Mも同じ形で西村が全速、山本が差して接戦に終止符が打たれた。終わってみれば内枠3艇で最後は平穏に収まった。2連単1-2、420円は3番人気。3連単1-2-3、780円は1番人気の本命決着。

丸尾は2015年10月の唐津以来、約3年ぶり、通算45回目の優勝にうれしい表情を見せた。相棒の29号機にはペラではなく外周りだけの調整で「あとは回転が上がるのを待つだけ」と悠然と構えていた。2日目以降はすべて舟券に絡む活躍を見せ、予選トップ通過を決めると「このエンジンはヤングダービーでも一番(の機力)になると思う」と太鼓判を押すほど。頂上決戦ではスタートで出し抜かれても、イン立て直して2M先取り。機力を全面的に信頼しているのが手に取るように分かる圧勝劇だった。