重野哲之が2連対でリズムアップに成功！

「三遠ネオフェニックス杯」は2日目が終了。湿気と気圧の影響で回転が上がらない上に、向い風がやや強め。「スタート勘が合わない」という声が多く聞かれる中、初日11R1着で10万舟券の主役を演じた小林晋が4Rでコンマ01のスリットオーバー。しかも病気で途中帰郷と、この2日間で明暗が大きく分かれた。

地元主力の山田雄太も前半4Rで今節2勝目を挙げたが、後半9Rでは1Mでまさかの転覆で頭部を負傷。また、久田正晴も病気で2日目は一気に3名が戦線離脱となってしまった。

初日連勝の西村勝と河合三弘が6Rで直接対決。しかし西村は攻めきれず、河合はスタートで後手に回り大敗と共に星を落とした。それでも西村は「ここはスタートが難しいし、行かないと3コースじゃ厳しい」とさばさばした表情でレースを回顧。「タイミングはともかく、全速でスタートすれば足を活かせる。伸びるし、回転が合えば出足もいい。とにかくスタート」と自らを奮い立たせて後半12Rへ挑んだ。

その12Rでは5号艇の原田富士男がピット離れで飛び出し、2号艇の西村は3コース回りに。しかしスリットでは唯一の0台スタートを決めると、内の2艇を叩く。結果は重野哲之のまくり差しを許して2着だったが、レース後の表情は晴れやかだった。

重野は2日目2、1着でリズムアップに成功。ただ、足に関しては「2着だった前半の方が良かった」とトーンダウン。「回転を止めていったら、出足良くなかった」と回転調整にズレがあったようだ。「3日目は気温が上がるらしいし、しっかり回転を調整したい」と、地元の主役として活躍を期する。