吉川昭男が正月戦に続く地元戦制覇！！

お盆シリーズ「滋賀県知事杯争奪第23回びわこカップ」の優勝戦。雨の中で行われたスタート展示では5号艇で唯一の準地元選手である藤山翔大が一つ内へ潜りこみ、1235カド46の隊形に。雨が上がって曇り空の下で行われた本番レースでは、藤山が更に内を狙って前付けに出る。3号艇の馬場貴也、2号艇の川北浩貴がブロックに出るかと思われたが、馬場は早々に切り替えて4カドを選択。進入は125カド346の並びになった。

7メートルの強い向かい風が影響したのか、藤山がコンマ27とスリットで後手を踏む。カドから伸びた馬場が藤山を叩いてまくりに出るも、2コースの川北がこれをブロックする。それでも強引に突き抜けを狙った馬場だったが、先マイを決めたイン吉川昭男に前を遮られて後退。BSでは吉川昭が独走態勢を築いた。

引き波に足を取られた川北の隙を突き、丸野一樹が一気に足を伸ばして2番手へ。猛烈な追い上げを見せた馬場を2周1Mで何とか振り切って、丸野が2着に入線。馬場は遠藤エミを捌いての3着がいっぱいだった。3連単1-4-3は2430円で7番人気の決着。

吉川昭は今年2度目、地元の正月戦以来の優勝。昨年は年間最多勝利選手として表彰されたが、今年はややペースを落としていた吉川昭。この優勝で再び勢いに乗るのか、今後の走りに注目したい。