超抜足を誇る入海馨、堤啓輔、関浩哉が初優勝を目指す！

「スカパー！・JLC杯 ルーキーシリーズ」5日目は朝から雨。気圧が低いせいか、ほとんどの選手が「回ってない」や「重すぎる」という症状を訴えていた。準優に乗れなかった選手でも、ある程度成績が良かった選手は選抜に乗るのが目標。「僕、選抜に乗れますか」と、何人もの選手が質問してきた。

さらに、江戸川初出場や1、2回しか走ったことがない選手が多いため、5日目にして「やっと慣れてきました」という声も多かった。

準優以外で光彩を放っていたのは岡部大輝。前半1Rは4コースからのまくり差し、後半9Rは6コースからのまくり差しで見事連勝。レース内容に、本人も納得の表情だった。

注目の準優勝戦。11Rは椎名豊が際どいスタートから全速ターン。その展開を入海馨がまくり差しで捉えて2M先取り。安河内将と椎名の2着争いは安河内が競り勝った。12Rは堤啓輔がイン先行したが、荒井翔伍が1M全速から2M差して逆転。3着には関浩哉が食い込んだ。惜しくも2着に敗れた堤はピットに戻って開口一番「悔しい～」と。

優勝戦のエンジン比較は入海がトップで、堤と関も超抜。この3人は初優勝を懸けての戦いになる。安河内と椎名も準優はかなり仕上げてきて上位に近い足。そして優勝戦1枠の荒井は「○にちょっと毛がはえたくらい」と。インと地の利で荒井が勝つのか、安河内と椎名が連動ダッシュで内を潰すのか、それとも入海、堤、関の超抜トリオの誰かが初優勝を達成するのか。非常に楽しみな優勝戦メンバーになった。