吉川元浩が2コースから差し切りV！！

選抜戦10Rは寺田千恵がイン逃げ、11Rは藤岡俊介が差し抜けて白星締め。寺田は女子で唯一の予選突破を果たして、最後も意地を見せた。藤岡は優出こそ逃したが、2日目以降はオール3連対と安定感はさすがだった。

注目の優勝戦、進入は枠なり3対3。スリットもほぼ横一線で、稲田浩二がインから先マイ。しかし吉川元浩が渾身の2コース差しを入れて、バック同体に持ち込む。2マークは吉川が内有利に先手を奪って、単独首位に立った。

稲田はターンが膨れ、内から伸びてきた馬袋義則が2番手に浮上。ここで大勢が決したと思われた。ところが稲田は諦めずに馬袋を猛追。じわじわと追い上げ、最終マークで逆転に成功した。更に魚谷智之も馬袋に迫ったが、半艇身の差で馬袋が3着を守った。

優勝した吉川は通算76度目、今年3度目、尼崎通算では21度目のV。終わってみればオール3連対と、貫禄を見せつける結果となった。