今坂晃広、濱野谷憲吾、川添英正が軽快な走りを披露！

「中日新聞東海本社杯」が開幕した。前検日と同じく気温は高めで、回転不足を訴える選手が多かった。

それでも好素性機の今坂晃広、濱野谷憲吾、川添英正は軽快な走りを披露。19号機の今坂は「前節は良かったと聞いていたけど、実際に乗ってみて感触を確かめたかった」と、杉山裕也のセッティングのままで初戦に挑んだ。2コースから差してバックストレッチでは逃げる花本夏樹を捕らえて2M先に回り、主導権を奪った。「出足、行き足がいいし、実戦向きの足ですね」とパワーを実感。「ここ2年くらいは地元でも調整に迷いがあった。今ではあえて調整しないことも『調整のひとつ』だと思って、手をつけるかどうか考えながら乗っています」と相棒と向き合っている。

濱野谷は唯一の連勝発進を決めて笑顔が弾けた。「少し重いけど、バランスが取れてきた。乗り味は自分の好きな感じになっています」と納得の仕上がりとなっている。

その濱野谷に先着を許した川添だが、スリットを過ぎてからの加速が鋭く、3コースからまくって見せ場を作った。前節の優勝エンジン61号機の威力を改めてアピール。「特訓では濱野谷選手と同じくらいだし、悪くない。まだ重いので回転を上げたい」と言うなら、さらにパワーアップしそうだ。