藤崎小百合が優勝に王手！

「ヴィーナスシリーズ宮島第12戦」は予選、準優を戦い抜いたベスト6による頂上決戦が29日の最終日、第12Rで争われる。

準優10Rの進入は枠なりの3対3。4カドの中北涼がコンマ05のトップSから外マイに出たが、イン松本晶恵がコンマ13のS後、伸び返して中北を牽制し、先マイから首位キープ。好位から差した中村桃佳が2番手を猛追。3番手争いは犬童千秋、加藤綾、若狭奈美子が三つどもえとなり激しく争ったが2周2M、犬童がブイ際を突いて単独3番手に浮上。そのままの上位隊形でゴールを駆け抜け2連単1-2で160円、3連単1-2-3で320円と、ともにダントツの1番人気で予選得点2位通過の松本と5位通過の中村が優出を決めた。

続く準優11Rの進入も枠なりに3対3で折れ合った。予選3位通過の樋口由加里がコンマ11のトップSから全速旋回を決めBS一気に首位確保。差した守屋美穂と外マイに出た落合直子が2番手を争ったが、2周1M守屋が落合を差しかわして2位となり、落合は3位に後退。2連単1-2で240円、3連単1-2-3で570円はともに10Rと同じく1番人気で樋口と守屋が優出を決めた。

準優12Rの進入も枠なり3対3。イン藤崎小百合がS的確に先マイから首位独走態勢で優勝戦の1枠をゲット。2着には差した深川麻奈美が猛追してきた津田裕絵を退け優出を決めた。3着には津田が粘り込み2連単1-2は260円で2番人気、3連単1-2-3は530円で1番人気だった。

予選1位通過の藤崎が優勝戦の1枠に陣取りイン速攻仕掛けて蒲郡の「GⅢオールレデイース」に次ぐ今年V2に王手をかけた。当地4連続優出を決めた松本の切り込みがどこまで迫るかがVの行方を大きく左右しそうだ。

なお、9Rで妨害失格(急転舵)の佐藤享子は賞典除外となった。