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好調機を引き当てた若林将が序盤からシリーズをリード。ぶっちぎりのトップで予選を通過して準優も逃げ切り、優勝戦の1号艇を手にした。ただ、エース機を手にした貞兼淳二と佐々木和伸もしっかり優出。地元フレッシュルーキーの松山将吾や、自力確かな表憲一、岡部貴司も顔を揃えて、一筋縄ではいかないメンバーが揃った。
優勝戦は追い風4m、波高4cmのコンディションでレース開始。枠なり3対3の隊形で、スリットでは全艇が早めの踏み込みに。イン若林がトップSから先マイに構えたが、松山が果敢に握って出てまくりを敢行した。これが見事に決まって若林は後退。松山が首位に立った。
内を差した佐々木が2番手に浮上するも、差し続いた貞兼がBS追い上げる。それでも2M引いて最内を差した佐々木が2着を死守。岡部を振り切った貞兼が3着に入った。人気の中心だった若林は5着に終わり、3連単2-3-4は11630円(37番人気)と波乱の幕切れとなった。
優勝した松山はこれがデビュー5度目の優出で待望の初優勝。今期はA2級ボーダーを上回る勝率を叩き出すなど、この半年で大きく成長した。現在はB1級だが、A2級を経験することなく一足飛びのA1級昇格も目前。また1人、有望な新人がびわこから誕生した。
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