伏兵・宮西真昭が連勝発進！

天気予報に反してベタ水面となった初日。26号機の齊藤優は1着、64号機の佐竹恒彦は2、1着と好発進を決めた。齊藤は「回ってから、ターン回りが特にいい」、佐竹は「特にいいのは直線です」と感触は対照的。使い納めとなる今節もWエース機は圧倒的なパワーを見せている。

しかし初日一番の活躍を見せたのは伏兵・宮西真昭で、初日唯一の連勝発進。58号機は前々操者の渡辺豊が苦労の末に直したモーター。宮西は波水面で本領を発揮する選手だが、ベタ水面だった初日に好走を見せたのは意外だった。

濱崎誠は2、6着発進だが、「前検の時点でいいのが分かりました。それでリングを交換。今は換えたばかりなので出足が重いけど、最終日には良くなっているはずです」と伸びが抜群。早くも優勝戦を意識して調整に着手している。

注目の江戸川選抜は、佐藤大介がイン逃げ。67号機もいいモーターだが、佐藤はレース後に「1枠だから勝てただけで、全然ダメでした。(山本)寛久の方がだいぶ良かった。着順に関係なくペラは叩こうと思っていたので、大幅に叩きます」と不満そうにしていた。ペラ調整が当たるのかどうか、2日目の展示気配に注目したい。

17号機の今井貴士は江戸川選抜で6コースから3着。「悪くはないけど、勝率を考えると…。どちらかと言えば出足寄りですね」と、まだ勝率のパワーは引き出せていないようだ。