田中太一郎が今年初、通算3度目のV！！

優勝戦は無風のコンディション。S展示から動きはなく枠なり3対3。インがSに絶対の自信を持つ君島秀三で、本命ムード一色だった優勝戦。

しかし、思わぬ伏兵が待ち構えていた。優勝を決めたのは田中太一郎。6コースからでは簡単には勝てないと、ここ一番はチルトを0に上げて伸び重視のセッティング。もちろんそれだけでは勝てない。今まで決まっていなかったSだったが、本番はバチッとコンマ03で踏み込んできた。スリットからは田中がググッと伸び、1マーク先マイする君島に対して冷静にまくり差しに切り替えると、君島の内懐をえぐった。

BSは内に田中、外に君島で並走。2マークは田中がしっかり牽制して回って自身3度目のV。君島は2着惜敗。吉田拡郎と大峯豊による2着争いは大峯に軍配が挙がった。2連単は6-1で20360円、3連単は6-1-3で114860円と10万舟が飛び出る超大荒れの結果となった。