尼崎
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選抜戦10Rは菊地孝平が3コースから鮮やかなまくり差し。11Rも木下翔太が前競りの展開をスパッとまくり差して、8万舟を演出した。菊地は尻上がりに気配を上げて、最後は気持ち良く連勝締め。木下は新ペラを仕上げるなど、調整力が目を引いた。
優勝戦は枠なり進入からスリットもほぼ横一線。イン松井繁がきっちり先マイを果たすと、あとはまくらせず、差させず巧旋回を披露。ブイ際へ切り込んだ田中信一郎が2Mで平田忠則を冷静に差し捌いて2着を確保。まくり差しで続いた田村隆信が2M全速で3着争いを制した。
松井は通算125度目(奇しくも本日は12月5日)、今年5度目、記念は57度目、尼崎通算では16度目のV。今年は10月の桐生、11月の福岡に続いて3度目のGI制覇。絶好調の王者が年末の大一番で貫禄を示すのか、注目だ。
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