4Rで集団Fのハプニング！

準優進出に向けて各レースで熱いバトルが繰り広げられた4日目。北からの向い風が強く吹き、11、12Rは安定板を装着。周回も短縮してのレースとなった。1号艇は2勝2着4本の6連対で、5勝を挙げた2号艇の活躍も目立っていた。また、4Rでは集団Fが発生し、5艇がスリットオーバー。シリーズリーダーとして前日まで得点率トップに立っていた福田雅一も痛恨の勇み足で、優出戦線から脱落してしまった。

福田に代わって予選トップ通過を決めたのは、地元の芦澤望。舟足自体は「真ん中の真ん中」と話すが、徐々にターン足の部分を仕上げて地元で活発なレースが続いている。そして予選ラストはインで勝ち切れなかった中辻崇人だが、こちらも予選2位で踏みとどまり、芦澤と共に準優1枠の座を手にした。

準優は1枠両者がインから逃げ切れるかどうかがポイント。芦澤が1枠に座る準優12Rは伊達正利、中岡健人と快速両者が2、3枠に控え、芦澤にとってはこの両者に負けないスタートを決められるかどうかがカギとなる。一方の11Rは、1枠に中辻、2枠に浅見昌克という並びは予選ラストに続く再戦。その予選ラストで浅見に差し切りを許した中辻は「回り足が良くない」と旋回系の部分に課題を残す現状で、その部分の上積みを狙った作業を示唆していた。江戸川13度目の優出、そして優勝戦の好枠獲りに向けては、回り足の調整次第という事になりそうだ。