馬袋義則がV逃げに王手！

準優制の4日間シリーズ「第2回中国新聞販売センター杯」は2日の最終日、熾烈な予選→準優を戦い抜いたベスト6による頂上決戦が12Rで争われる。

セミファイナル準優10Rの進入は枠なりの3対3。イン村松修二がS後伸び返して1M先取りから首位キープ。S仕掛け遅れた2コースの東潤樹を、渡邉睦広がコンマ06のトップSから押さえたまくり差しから2番手猛追。4カドの石倉洋行は差してBS最内を伸びてくる。2M、首位の村松を追って渡邉が旋回するブイ際を石倉が突いて2番手に躍り出た。追いすがる渡邉を振り切った石倉が2番手を守り、村松→石倉→渡邉の上位隊形でゴールを駆け抜けた。2連単1-4、350円は1番人気。3連単1-4-3、1190円は6番人気で決着。A1昇格を決めた村松と石倉が優出を決めた。

続く11R。メンバー発表時点から注目された進入は原田富士男、石川真二が動いたが、後藤隼之がインを死守。原田、石川真は2、3コース。池田雄祐と古賀繁輝、吉原聖人はダッシュに引いて進入は落ち着いた。イン後藤がまさかのコンマ44のS遅れ。原田と石川真が1M握って出たが、スロー3選手が縺れて流れる間に池田が外マイ、古賀は素早く差しに変わってBS首位に立った。大外から吉原も最内突いてBS伸びる。2M、古賀に続いて吉原がブイ際を突く池田を封じて2番手に浮上。古賀→吉原→池田の上位隊形で決着をつけた。2連単3-4、6180円は19番人気。3連単3-4-2、1万7830円は62番人気の高配となり、古賀と吉原が優出を決めた。

最終12Rの進入は枠なり3対3。予選得点1位通過の馬袋義則が、インからコンマ15のトップS踏み込み一気に1M先取る。2コース佐藤大介はコンマ60のS遅れ。それに乗じて加瀬智宏がまくり差しに出た。4カド金澤一洋は外マイから2番手キープ。前田光昭と木山和幸の追撃を退けた加瀬が3番手を守り、馬袋→金澤→加瀬の上位隊形で決まった。2連単1-4、650円は3番人気。3連単1-4-3、2270円は9番人気で馬袋と金澤が優出。

馬袋がパワーも上位にイン踏み込み全速逃げて今年V4に王手をかけた。地元気合の村松が好位切り込みどこまで迫るか注目だ。