桐本康臣がトップを守って優出！

雨が降る中での予選ラストとなったが、風は北風が2～4Mとそれほど吹かず、まずまずのコンディションでレースが行われた。1号艇が9勝2着2本とイン強しの流れ。残る3勝も3号艇が2勝、2号艇が1勝として、スロー勢が全勝。配当的にも6号艇の塩田北斗が2着に絡んだ10Rだけが唯一の万舟券決着となった。

得点率トップに立っていた桐本康臣が3着2本にまとめて、予選を首位で通過。一方、2位だった高沖健太は道中不利もあってまさかの6着大敗。優出次点で最終日は選抜戦回りとなり、三重の85期両者は明暗が大きく分かれる形となってしまった。

優勝戦は1号艇から桐本、佐々木英樹、柳田英明、山田雄太、本橋克洋、村田敦という並びで、初日選抜戦からは山田が唯一の6強入り。機力的には佐々木がやや優勢だが「そうは変わらない」という声も多く、それぞれが展開次第で優勝を狙える足を装備してる。

絶好枠を手にした桐本は芦屋に続く連続Vがかかるが「行きたい所に行けるし、レース足がいい」と実戦系に手応え。ただ期末ということもあってスタートは「1艇身を行ければ」との談。この桐本に対して、地元屈指のスタート巧者である柳田やカドの山田、そして伸びのいい佐々木がどんなスタートを決めてくるのか。スリット横一線なら桐本にVチャンスだが、スリットラインで飛び出る艇があると波乱の結末となる可能性は十分にありそうだ。