佐々木裕美が久々のVへ大チャンス！

気温が一気に下がり、雨も降る中での戦いとなった5日目。水面状態は上々で、各レースでスピードレースが展開された。1号艇は7勝2着3本の10連対で、内中枠勢が上位を独占するレースが連発。外枠で3連対に絡んだのは8Rで5号艇から3着とした森岡真希のみだった。

当然ながら、準優戦も内中枠勢で上位を独占して11Rは岸恵子、12Rは佐々木裕美が逃げ快勝。今節7戦6勝の佐々木が優勝戦のポールポジションをゲットし、2号艇には岸がおさまった。以下は岩崎芳美、田口節子、三浦永理、日高逸子という並びになり、3～6枠をGIウィナーが固める豪華な一戦に。

12年の若松以来、久々の優勝へ大チャンスとなった佐々木。舟足は自他共に認める抜群足で、伸びに関しては節イチ宣言。優勝戦はこの佐々木に対して他の5人がどう立ち向かうかというのが見どころとなる。

江戸川は約15年ぶりながらファイナルに駒を進めた岸は「エンジンがいいから、着が取れていると思う。ブランクほどの違和感もないです」と久々水面でも普段通りの走りができているのが強み。また、ここまで8戦全部がトップスタートという田口も「今節は集中できていますね」と平常心でレースに臨めている様子。

一方、最後まで調整作業に慌ただしくなりそうなのは日高。連日、整備に忙しそうだが、上位とのパワー差が埋まらない状態は変わらず。優勝戦を前にしても「また整備士さんと相談します」の談話。機力劣勢に加えて、6枠と位置的にも微妙だが、同じような状況だった昨年2月の当地戦では機力劣勢を跳ね返して6号艇から準V。今回も最後まで諦めずにパワーアップを図り、その時の再現、更にはそれ以上の結果を目指すことに。